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黒森2号

●Repair
 & Trouble●
 板金修理
 排気漏れ修理
 排気漏れ修理 完結編
 ウィンドウモール交換
 ワイパー周り修復
 ハザードスイッチ交換

 抹消登録

●Customize●
 ホーン交換
 ナビ、オーディオ装着
 フロントシート交換
 リアスポイラー装着
 



抹消登録

このところ黒森の仕事が忙しくなって、1号、2号共に出動機会が激減している。しかし、ナンバーが付いている限り毎年税金は納めなくてはならない。2年に一度の車検もある。公道を走ることを考えるなら、任意保険も切らすわけにいかない。加えて2回の事故を経験している1号の任意保険料は高騰。これがかなり家計を圧迫しているのは事実である。色々と考えた末、任意保険の更新時期を機に黒森2号のナンバーを切ることにした。

2004年9月某日。
現住所の管轄である和泉陸運支局で2号の抹消登録を行った。
抹消登録には2種類ある。一つは解体屋が発行する解体証明書が必要な15条抹消。車が一生を終えて最後に行う手続きである。
もう一つは16条抹消。車検切れなどで一時的に使用を停止する場合の手続きである。いつでも好きなときに再登録できる。今回、2号が行うのはこちらの手続きである。

陸運支局に出向く前に以下の書類を用意しておく必要がある。

・自動車検査証
 いわゆる車検証。ナンバーが付いていてこれが無い車は無いはず。
・ナンバープレート
 前後2枚とも車から外して持っていく。
 間違っても手続きを行う車で行かないように。抹消登録を行った直後から公道を走れなくなってしまう。
・印鑑証明と実印
 所有者のもの。
・委任状
 所有者自身で手続きを行う場合は不要。

忘れ物が無いようにして陸運支局に向かおう。黒森は実印を忘れて取りに帰るハメになった(^^;
陸運支局での手続きの流れは基本的にこんな感じになる。支局によって若干の違いがあるかもしれないので、案内の掲示や窓口で聞くなりして確認しておくように。

・ナンバープレートの返却
・用紙と印紙の購入
 手数料として350円の印紙が必要になる。用紙はOCRシート3号様式が必要。支局内で販売している。
・必要事項を記入して該当窓口へ提出
 見本が掲示されているはずなので、それに従って記入すればよい。支局内に代書屋もあるが、わざわざお金を払って頼むほどのものでもない。わからなければ窓口で聞けば丁寧に教えてくれる。少なくとも黒森が各種手続きを行ったなにわ支局と和泉支局ではとても丁寧に教えてくれた。

記入事項に間違いが無ければ、しばらく待つと抹消登録証明書(いわゆる廃車証明)が発行される。これは再登録の際に必要になる。紛失すると非常に面倒な手続きが必要になるし、最悪、無書類車ということで登録できなくなることもあり得るので、大切に保管しておこう。
抹消登録を行った後は、自動車税の還付手続きも忘れずに行っておこう。抹消月までが課税対象となるので、差額が月割りで還付されることになる。これ、意外と知らない人が多いらしい。

なお、2005年1月からは自動車リサイクル法が施行されるため、抹消登録の手続きや費用に変更があるかもしれない。詳細は管轄の陸運支局で確認されたし。

ちなみに黒森2号は引っ越し前の住所で登録したままになっていたので、抹消登録と同時に住所変更手続きも行う必要があった。
上記以外に車検証記載の住所と現住所が繋がる書類(住民票、複数回転居している場合は戸籍の付票)を用意し、OCRシート1号様式と手数料350円の印紙を購入して手続きを行った。

陸運支局での手続きというと難しそうに聞こえるが、これが実に簡単。昔は素人お断りのような雰囲気があったらしいが、今はユーザー車検も当たり前に行われているご時世。車に関する諸手続全般をユーザー自身で行えるような体制が整えられている。車屋に任せると代行手数料としてかなりの金額が必要だが、自分で手続きをすれば数百円で済んでしまう。平日に休みが取れるのであれば、ぜひ自分の手で各種手続きを行ってみてはいかがだろうか?

これで黒森2号はしばしの眠りにつくことになった。次に復活するときは……さて、どんな車になっているだろうか。