フューエルフィルタ交換
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作業実施日:2009/03/18 走行距離:約89000km
ガソリンに含まれている細かいゴミを取り除くために、燃料経路の途中にフィルタが設置されている。
当然ながら濾し取ったゴミで目詰まりしておくるので、定期交換が必要なパーツである。
作業自体はDIY初心者でも簡単にできるものだが、フィルタを外すと必ずガソリンがこぼれる。
引火性が非常に高いガソリンを扱うという点には十分すぎる注意をはらうこと。
兎にも角にも火気厳禁。
万一に備えて、少なくともバケツに水を入れて用意しておくくらいは必要。(人間に燃え移った火は水で消せる。クルマは買いなおせるけど、命は買いなおせない)
消火器をすぐ使えるように用意しておけば万全。
【注意】
以下の作業内容には肝心な記述が抜けていたり、詳細なデータが記載されていない場合がある。
黒森の作業手順を鵜呑みにしないで、必ずサービスマニュアル等で手順、締め付けトルクなどのデータを確認してから作業を行うように!
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1. ジャッキアップ
四輪ともジャッキアップして、しっかりとウマをかけておくこと。車体の下に潜っての作業になるので、ジャッキだけでクルマを支えるのは厳禁!
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2. カバーを外す
車体左側、ミッションメンバの脇にあるカバーを外す。
アルミ製のペラペラのナットでとめられている。
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3. カバーを外すと……
フューエルフィルタ本体が出てくる。
周りのパイプ類はガソリンの配管になる。破損すると面倒な上、非常に危険なので注意して作業するように。
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4. 新品のフィルタを確認
フューエルフィルタにはガソリンが流れる方向を指定する矢印が書かれてある。
矢印の先がエンジン側になる。向きを間違えないように。
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5. フィルタを外す
フィルタを車体に固定するステーを外し、フィルタに繋がるホースを外す。
周りの配管が邪魔になってステーが外れにくいかもしれないが、配管を破損しないよう慎重かつ大胆に。
ホースを外すと、必ずガソリンがこぼれてくる。
オイルトレー(廃油受け)で受ける、ウエスに吸わせる等、床にぶちまけないように準備してから作業すること。
フィルタ内にもガソリンが入っていることも忘れないように。
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6. こぼれたガソリンを回収
トレーで受けたガソリンと、フィルタ内に残っているガソリンを回収した。
全部で250ml程度。
ゴミが混じっていた(多分、トレーが汚れていたため)ので、コーヒー用のペーパーフィルタで濾してある。
たかが250mlとは言えもったいないので、作業終了後にタンクへ再投入(^^;
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7. 新しいフィルタを取り付ける
取り外した時と逆の手順で、新しいフィルタを取り付ける。
ホース部分(年式的に劣化している場合も多いと思うので、同時に交換しておけば後々安心)からガソリン漏れが無いことを確認したら、カバーを元に戻す。
エンジンの再始動(配管内のガソリンが抜けているので、クランキングは少し長い時間必要になる)が確認できたら、作業完了。
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