ウォッシャータンク
|
Z3のエンジンルーム右側には、巨大なウォッシャータンクが鎮座している。
5リットルの大容量、普通に使っているならウォッシャー液の補充なんか必要ないくらいだ(^^;
潔く取っ払うコトも考えたが、洗車無精の黒森はウォッシャーが無くなると結構困ることも多い。
何とか小さい容器で自作できないものかと考えながらパーツリストを眺めていると、BMW純正で2.5リットルのタンクがあるではないか!しかもE36と共通部品のようだ。となると、解体車がゴロゴロしているE36の中古パーツを探すのが一番手っ取り早くて確実ということになる。
オークションで検索すると、結構な数が見つかった。プロの業者が出品しているものにはそれなりの値段が設定されているが、個人出品のものは底値状態だ。そうそう交換が必要になるパーツではないのでそんなものだろう。条件が良さそうで値段が安いモノに狙いを定めて入札。予想通り競り合うこともなく一発落札となった。
購入したのはE36 328に着いていた2.5リットルのウォッシャータンク。ウォッシャー液の残量センサーが着いているが、これは単純なフロートセンサーなので結線せずに放置しておけば問題なし。ポンプも付属していたがコネクタ形状が違っていたので、これは黒森1号から移植することにする。ポンプは車種によって細かい仕様があるようなので、元々のタンクから移植するのが確実だろう。
|
|
1.元のウォッシャータンク
右ライトの裏を完全に覆い尽くす大きさのタンク。これのおかげでバルブ交換も簡単にできない。
作業開始前にタンクは空にしておく。
|
|
2.タンクを固定しているネジを外す
タンクの右側にある大きな樹脂製のネジがあるので、これを外す。普通のマイナスドライバでも外せるが、なめやすいので適切な大きさのドライバを使用する。
|
|
3.ポンプの電源を外す
タンクの左側にあるウォッシャーポンプに繋がっているコネクタを外す。年式によってコネクタ形状は違う可能性があるが、基本的にロック部分を押さえながら引き抜けばよい。固着している場合は、焦らず少しずつ揺らすようにしながら抜く。
|
|
4.ポンプからホースを外す
ポンプの下の方に繋がっているホースを外す。
抜け止めの金具でカシメられているので、マイナスドライバでコジって外す。ホースを外すとウォッシャー液が漏れるので(空にしても多少残っている)、電装品にかからないように注意する。
以上でタンクが取り外せるようになる。
|
|
5.タンクの大きさを比較
左が元の5リットルタンク、右が交換する2.5リットルタンク。
大きさの違いは一目瞭然。
|
|
6.ポンプを交換する
元の5リットルタンクからポンプを外し、2.5リットルタンクに付け替える。
ポンプは真っ直ぐ上に引っ張れば抜ける。付け替えたポンプはしっかり奥まで差し込んで、ウォッシャー液の漏れが無いことを確認しておく。
|
|
7.タンクを付け替える
外したのと逆の手順でタンクを取り付ける。ポンプとホースの取付箇所には抜け止め金具を忘れないように。
ウォッシャー液を入れて漏れないことを確認したら、動作を確認する。正常にウォッシャー液が出れば作業完了。
|